作品紹介
作品提供も可能です。ご気軽にお問い合わせください。
ミュージカル「SNOW QUEEN」
原作:ハンス・クリスチャン・アンデルセン 雪の女王より
作:岡本 紀子
〜あらすじ〜
カイとゲルダは隣に住む幼なじみです。ある日いつものように遊んでいると、ガラスの破片がカイの目と心臓に刺さります。その破片は、悪魔の作った「魔法の鏡」が粉々に砕け散ってしまったものでした。それからというものカイはまるで人が変わったように心を閉ざし、なんでも逆さまに悪く取るようになってしまいました。そして雪の女王のとりことなってついて行ってしまいました。幼いゲルダは大好きなカイを探してひとり壮大な旅に出ます。旅の途中で、つばめやトナカイ、山賊の子供やフィン人のおばさんたちに助けられて、遂にカイのもとにたどりつきます。カイに刺さっていた鏡のかけらはゲルダの涙で溶けて、雪の女王の元を脱出する事に成功します。そしてふるさとにもどったふたりは、いつの間にか成長したおとなになっていました。
ミュージカル「ジークフリート」
原作:ジャン・ジロドゥ
作:岡本 隆生
〜あらすじ〜
フランスの作家ジャーク・フォレスチエは、第一次大戦中フランス軍隊長として出征。ドイツとの戦いの最中に瀕死の重傷を負い全ての記憶を失ってしまった。しかし負傷兵収容所でエヴァというドイツ従軍看護婦に助けられ、ドイツ人ジークフリートとして新たな人生を歩みだす。政界に入り思い切った政策を断行して輝かしい成功をおさめ、国民から圧倒的な支持を獲得し、長官にまで上り詰める。一方、ジークフリートの政敵であるツエルテン男爵は「彼がフランス人でジャーク・フォレスチエだ!」と云う噂を嗅ぎ付ける。そしてフランスから嘗てのジークフリートの恋人であるジュヌビエーブを呼び寄せて、彼の正体を暴こうと奔走する。
フランスとドイツという二つの祖国、エヴァとジュヌビエーブ二人の愛。ジークフリートはどちらを選ぶのか?本当の自分を取り戻すことはできるのか?そしてその結末は・・・。
フランスとドイツという二つの祖国、エヴァとジュヌビエーブ二人の愛。ジークフリートはどちらを選ぶのか?本当の自分を取り戻すことはできるのか?そしてその結末は・・・。
ミュージカル「不思議の森の三日坊主」
原作:岡本隆生
〜あらすじ〜
今の時代、私たちは、目に見えるもの、耳に聞こえてくることしか信じられなくなってはいませんか?本当に大切なものを見失っているのではないでしょうか?でも、ひょっとして、見えるものは見えないものと、聞こえるものは聞こえないものと、実はつながっているのでは・・・。
亡くなったお父さんのふるさとの山寺に三日坊主修行に出かけたひろしは、そこでフシギな体験をするのです。その鬱蒼(うっそう)とした森の中で、恐ろしい呪いにかけられて、五百年ものの間、生と死の間をさまよい続けている少年少女たちと出会ったのです。そしてその呪いを解くことができるのは、ひろし以外にはいないと知らされます。しかし、命をかけて挑まなければなりません。その方法とは?果たしてひろしに、こどもたちを恐ろしい呪いから救ってあげる力があるのでしょうか?
亡くなったお父さんのふるさとの山寺に三日坊主修行に出かけたひろしは、そこでフシギな体験をするのです。その鬱蒼(うっそう)とした森の中で、恐ろしい呪いにかけられて、五百年ものの間、生と死の間をさまよい続けている少年少女たちと出会ったのです。そしてその呪いを解くことができるのは、ひろし以外にはいないと知らされます。しかし、命をかけて挑まなければなりません。その方法とは?果たしてひろしに、こどもたちを恐ろしい呪いから救ってあげる力があるのでしょうか?
ミュージカル「星の王子さん」
原作:岡本隆生
〜あらすじ〜
まず、皆様にお断りしておきますが、この作品はサン ・ テグジュペリの 「星の王子様」ではあリません。日本にも 「星の王子さん」と呼ばれた方が本当にいたのです。
その事を知ったのは今から8年前。ふと目にとまった朝日新聞記者、白石明彦氏のお書きになった追悼記事、「本当の星になった王子様」。大分県の日田市に「星の王子様」と呼ばれて、町の皆から慕われるアマチュア天文家がいました。昼は市の図書館に勤め、夜は新しい恒星を見つける「星の狩人」、桑野善之さん。彼が発見した新星の数は、なんと六つ。天文界では余りにも有名だったそうです。しかし天上のことに夢中になり過ぎて地上のことが疎かになり四十八歳まで独身でした。そんな彼の前に二十六歳下のバラの花のような素敵な女性、友紀子さんが現れました。一年に六十通もの恋文を書き翌年見事ゴールイン。それ以来新星の発見は全くなかった。それほど地上のバラは眩しかったようです。いつか私はミュージカルにしたいと思って温めていた白石さんの記事から、つい「想像の翼」を広げて、摩訶不思議な「愛のファンタジー」が誕生しました。我々はせせこましく、多忙な日々を生きている。でもひょっとしたら、一瞬一瞬「奇跡」が起こっているかもしれない、誰も気付かないだけ。そしてどこかでみんなが繋がっているのですね。そんな「愛の奇跡」のミュージカルです。
このミュージカルはあくまでもフィクションです。「本当の星になった王子様」となって天上を飛び回っている桑野義之さん!私たちのファンタジーを天井からご覧になって、どのように感想をお持ちになるか?是非、聞いてみたい。
その事を知ったのは今から8年前。ふと目にとまった朝日新聞記者、白石明彦氏のお書きになった追悼記事、「本当の星になった王子様」。大分県の日田市に「星の王子様」と呼ばれて、町の皆から慕われるアマチュア天文家がいました。昼は市の図書館に勤め、夜は新しい恒星を見つける「星の狩人」、桑野善之さん。彼が発見した新星の数は、なんと六つ。天文界では余りにも有名だったそうです。しかし天上のことに夢中になり過ぎて地上のことが疎かになり四十八歳まで独身でした。そんな彼の前に二十六歳下のバラの花のような素敵な女性、友紀子さんが現れました。一年に六十通もの恋文を書き翌年見事ゴールイン。それ以来新星の発見は全くなかった。それほど地上のバラは眩しかったようです。いつか私はミュージカルにしたいと思って温めていた白石さんの記事から、つい「想像の翼」を広げて、摩訶不思議な「愛のファンタジー」が誕生しました。我々はせせこましく、多忙な日々を生きている。でもひょっとしたら、一瞬一瞬「奇跡」が起こっているかもしれない、誰も気付かないだけ。そしてどこかでみんなが繋がっているのですね。そんな「愛の奇跡」のミュージカルです。
このミュージカルはあくまでもフィクションです。「本当の星になった王子様」となって天上を飛び回っている桑野義之さん!私たちのファンタジーを天井からご覧になって、どのように感想をお持ちになるか?是非、聞いてみたい。
ミュージカル「KAMUI」
原作:岡本隆生
〜あらすじ〜
平和な国「アイヌモシリ」に住む、一年生ウサギのカムイは、弟ピッキの「残虐なウサギたちの攻撃によって故郷、アイヌモシリが壊滅する」と言う予言を信じて、仲間と一緒に「アイヌモシリ」を脱出します。目的地は伝説の理想郷「ピリカヌプリ」。旅の途中では、数々の敵や罠に遭遇するが、知恵を出し合って、やっと「ピリカヌプリ」に辿リ着きます。
しかし自分たちの仲間は牡ばかリ。いくら理想の国を創っても、子孫がいなければ4、5年で亡びてしまうことに気付きます。
そんな時カムイたちは、近くの大国「クンネ」に雌ウサギが沢山いることを耳にします。しかし「クンネ」は、カパッチリと言う将軍が支配する独裁国家でした。そして、実はこの将軍がカムイたちの故郷「アイヌモシリ」を襲撃して壊滅させた張本人でもあったのです。
自分たちの仲間を救うため、またお嫁さんを確保するために、カムイたちは果敢にカパッチリ将軍たちに戦いを挑んでいきます。
果たしてカムイたちの運命は・・・・・?
しかし自分たちの仲間は牡ばかリ。いくら理想の国を創っても、子孫がいなければ4、5年で亡びてしまうことに気付きます。
そんな時カムイたちは、近くの大国「クンネ」に雌ウサギが沢山いることを耳にします。しかし「クンネ」は、カパッチリと言う将軍が支配する独裁国家でした。そして、実はこの将軍がカムイたちの故郷「アイヌモシリ」を襲撃して壊滅させた張本人でもあったのです。
自分たちの仲間を救うため、またお嫁さんを確保するために、カムイたちは果敢にカパッチリ将軍たちに戦いを挑んでいきます。
果たしてカムイたちの運命は・・・・・?
ミュージカル「王様の妻になった物語」
原作:ウイグル地区の童話
作:岡本 紀子
〜あらすじ〜
むかしむかし、 若く美しく賢い女性が住んでいた。 とても貧乏だったが、 明る<勤勉に働き、 剌繍をした布を売ってくらしていた。 同じ村に住む貧しい青年と恋に落ちニ人は結婚して幸せに暮らしていた。 ある日彼女の剌繍した布が王様の目にとまり、 「これを剌繍した女も美しいに違いない、 わしはその女と結婚するから城につれてくるように」 と命じた。
これまで王様を拒絶した女は一人もなかったが、 妻は 「私は結婚している身、 王様と結婚なんかできない」 と言った。 そこで王様は家来に命じてむりやり城に拉致してきた。
妻は 「もし結婚するなら、 きちんと手順をふんで、 結婚披露宴の準備をして欲しい」と言って時間稼ぎをした。 王様はただちに披露宴の準備を命じた。 いっぽう夫は、 妻を助け出そうと城の周りをうろついていたが、 警備が厳しく中に入ることができなかった。 ひとりの老婆が、 「鏡、 くし、 糸、 口紅、 頬紅を買いなさい。 そしてお城へ行って、 女性方に小物を売りに来たと言うんです。 そうすれば奥さんに会えるでしょう」 と知恵を授けた。 数日後、 王様が狩りに出かけたすきに、 夫は城を訪れて妻に会うことができた。 妻は 「3日後の深夜に門のところまで来て頂戴。 うまく逃げ出すから」 と言った。 3日後夫は城の外で待っていたが、 うっかり眠ってしまった。 そこへ殺し屋が通りかかり、 夫になりすまして妻と一緒に逃げ出した。 しばらく走ってやっと妻は見知らぬ男と夫を間違えている事に気がついた。 殺し屋は美しい妻に結婚を迫ったが、 妻は持ち前の知恵を使って男の元から逃げた。 その後も狩人やギャンブラーたちと出会って同じように言い寄られるが、 なんとか逃れた。 さすがに女の一人旅は危険だと考えた妻は、 男装をして旅を続けた。 隣の国にたどり着いた時、 その国の王様が亡くなったところだった。 そして新しい王様を選ぶ儀式がおこなわれようとしていた。 古来の慣習で、 宮殿から放たれた聖なる鳥が止まった男が次の王様に選ばれるというものだった。 ところがその鳥は男装した妻の肩の上に止まった。 反論する暇もなく王冠が妻の頭にかぶせられた。 彼女は公平で賢かったのでたちまち全国民に愛される王様になっていった。 ただひとつだけ国民の気がかりは、 王様はまだ独身であったことだ。 やがてあの王様、 狩り人、 ギャンブラー等が、 逃げた妻を探して訪ねてくると、 みんな家来に命じて牢屋に入れさせた。 最後に夫が訪ねてきた。 妻である王様は、夫に女装をさせて結婚し、 ふたりは宮殿でしあわせに暮らし始めた。 しかしこまかしの生活をいつまでも続けているわけにもいかず、 全国民にこれまでの身の上話を打ち明けた。 そして牢屋に捕えていた王様、 狩り人、 ギャンブラーたちを釈放してやった。国民たちは国王 (妻) の苦労、 勇気、 正義に感動して、 今後も宮殿に留まって、 今度は女王として国を治めてくれるように頼んだ。 そして夫を彼女の補佐役として王に選んだ。 こうしてあらためて結婚した二人は、 平和と、 英知と、 幸福をもたらす君主として死ぬまでその国を治めた。
これまで王様を拒絶した女は一人もなかったが、 妻は 「私は結婚している身、 王様と結婚なんかできない」 と言った。 そこで王様は家来に命じてむりやり城に拉致してきた。
妻は 「もし結婚するなら、 きちんと手順をふんで、 結婚披露宴の準備をして欲しい」と言って時間稼ぎをした。 王様はただちに披露宴の準備を命じた。 いっぽう夫は、 妻を助け出そうと城の周りをうろついていたが、 警備が厳しく中に入ることができなかった。 ひとりの老婆が、 「鏡、 くし、 糸、 口紅、 頬紅を買いなさい。 そしてお城へ行って、 女性方に小物を売りに来たと言うんです。 そうすれば奥さんに会えるでしょう」 と知恵を授けた。 数日後、 王様が狩りに出かけたすきに、 夫は城を訪れて妻に会うことができた。 妻は 「3日後の深夜に門のところまで来て頂戴。 うまく逃げ出すから」 と言った。 3日後夫は城の外で待っていたが、 うっかり眠ってしまった。 そこへ殺し屋が通りかかり、 夫になりすまして妻と一緒に逃げ出した。 しばらく走ってやっと妻は見知らぬ男と夫を間違えている事に気がついた。 殺し屋は美しい妻に結婚を迫ったが、 妻は持ち前の知恵を使って男の元から逃げた。 その後も狩人やギャンブラーたちと出会って同じように言い寄られるが、 なんとか逃れた。 さすがに女の一人旅は危険だと考えた妻は、 男装をして旅を続けた。 隣の国にたどり着いた時、 その国の王様が亡くなったところだった。 そして新しい王様を選ぶ儀式がおこなわれようとしていた。 古来の慣習で、 宮殿から放たれた聖なる鳥が止まった男が次の王様に選ばれるというものだった。 ところがその鳥は男装した妻の肩の上に止まった。 反論する暇もなく王冠が妻の頭にかぶせられた。 彼女は公平で賢かったのでたちまち全国民に愛される王様になっていった。 ただひとつだけ国民の気がかりは、 王様はまだ独身であったことだ。 やがてあの王様、 狩り人、 ギャンブラー等が、 逃げた妻を探して訪ねてくると、 みんな家来に命じて牢屋に入れさせた。 最後に夫が訪ねてきた。 妻である王様は、夫に女装をさせて結婚し、 ふたりは宮殿でしあわせに暮らし始めた。 しかしこまかしの生活をいつまでも続けているわけにもいかず、 全国民にこれまでの身の上話を打ち明けた。 そして牢屋に捕えていた王様、 狩り人、 ギャンブラーたちを釈放してやった。国民たちは国王 (妻) の苦労、 勇気、 正義に感動して、 今後も宮殿に留まって、 今度は女王として国を治めてくれるように頼んだ。 そして夫を彼女の補佐役として王に選んだ。 こうしてあらためて結婚した二人は、 平和と、 英知と、 幸福をもたらす君主として死ぬまでその国を治めた。